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ZARD ザード 追悼特集
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TODAY IS ANOTHER DAY

『Today Is Another Day』
『負けないで』『揺れる想い』がミリオンヒットを記録した1993年がZARDの第一黄金期だとすれば、『マイ・フレンド』『心を開いて』などが大ヒットした1996年が第二の黄金期だと思います。本作は、後者の96年に発表されたアルバム。

強烈な存在感を放っているシングル4作品(『マイ・フレンド』『心を開いて』『サヨナラは今もこの胸に居ます』『愛が見えない』)が全体にバランス良く散りばめられています。さらに、タイトルトラックの『Today is another day』、そして、セルフカヴァータイトル(坂井泉水がFIELD OF VIEWに作詞提供)が数曲並んでいるため、ほぼ全曲シングル扱いと言えるほどに豪華。坂井のハイオクターブで聴く『突然』はなかなかのもの。『マイ・フレンド』を代表する王道の青春ポップスから、 『愛が見えない』といったシリアスなロックナンバー、『眠り』のような穏やかなバラードと、曲ごとのカラーバリエーションが豊かです。

ここでは『今日も』を取り上げます。シングル作品の大半でみられる“爽やかさ”や“あたたかさ”がZARDの“陽”の部分だとすれば、この曲は“陰”の部分をあらわした作品。男女のすれ違いの末に別れを選ぼうとする女性の葛藤を歌った曲。ハードなギターの音色とピアノの伴奏に乗せて、ふたりの冷めきった関係を描いています。結局、『今日もあなたのことが一番好きでした』と締めくくることで行き先が明るいことをほのめかしていますが、痛みのような緊迫感、ドラマティックに揺れ動く心境と、ZARDの他作品ではなかなかみられないダークサイドな一面が映っています。

ZARDのアルバムのなかでも、完成度や話題性という点で総合すると、かなり上位にくる作品ではないでしょうか。

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